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ポリフェノールでアンチエイジング?ワインの選び方を解説

アンチエイジングに赤ワインお酒

美容と健康のためにワインを飲んでいる人は多いと思います。
ワインの何がアンチエイジングに効果的なのでしょうか?

この記事では、なぜワインにアンチエイジング効果があるといわれているのか、どんなワインを選べば良いのかを解説します。

ぜひ参考にして、アンチエイジングに役立ててくださいね。

活性酸素が老けの原因?

加齢に悩む女性

活性酸素は美容や健康面で、さまざまな害を及ぼすとされています。
本章では活性酸素が増えるしくみと、活性酸素の働きを解説します。

活性酸素とは?

そもそも活性酸素とは、体の中に取り込まれた酸素が、体内でエネルギーとして働いたことで発生する副産物のことです。

体は酸素を取り込み、摂取した栄養を体のエネルギーとして使用します。
この生きていく上で必要不可欠な働きを、酸化といいます。

体内に取り込まれた酸素の多くは、酸化によって消費されますが、消費されずに残ったものが強い酸化作用を持った活性酸素に変わります。

活性酸素は適量の発生であれば強い殺菌力を持ち、体の免疫機能や感染の予防に大きな役割があります。活性酸素は本来、体に不可欠なものです。

活性酸素が増えるとどうなる?

活性酸素は体にとって大切な存在ですが、必要以上に発生したり、体が消費する力がなかったりすると、さまざまな問題を引き起こします。

活性酸素の増加は、シミやシワなどの老化現象や、がん、動脈硬化、心疾患など、さまざまな生活習慣病の原因になっています。

活性酸素が増える原因は?

活性酸素は本来、体の抗酸化力で処理され、体内で適切なバランスを保っています。
しかし現代では、日常生活で必要以上に活性酸素が増える人が多くなってきています。

活性酸素の増える要因には以下のようなものがあります。

  • 紫外線
  • 喫煙
  • 過度な運動
  • 睡眠不足
  • 食べ過ぎ
  • 薬剤の摂取
  • 加齢
  • ストレスなど

活性酸素の発生源は日常のさまざまなところにあります。

バランスの取れた食事や規則正しい生活で、活性酸素の発生をある程度抑えることができそうですが、すべてを完璧にこなそうとするのも、ストレスがたまりますよね。

日頃から気をつけていても、現代では活性酸素を増やさない生活はなかなか難しそうです。

人の体には活性酸素をある程度無毒化する、抗酸化酵素がそなわっています。
しかし、40歳代を過ぎると体の抗酸化酵素は、急激に減少するといわれています。

体の抗酸化酵素で補いきれない活性酸素には、外から抗酸化力を持つものを取り入れ、バランスをとることが必要です。

赤ワインに豊富なポリフェノールには強い抗酸化力がある

重い赤ワイン

赤ワインは非常に強い抗酸化力を持つ、ポリフェノールを多く含んでいることで有名です。
本章では、ポリフェノールの多いワインの選び方と、ポリフェノールの効果を紹介します。

ポリフェノールの効果は?

ポリフェノールは、植物が自然や外敵から身を守るために持っている苦味や色素の成分で、5000種類以上存在します。
活性酸素を無害化する、抗酸化作用が非常に強いため体内でさまざまな活躍をしてくれます。

以下はポリフェノールのはたらきの一部です。

  • 脳機能の改善
  • 動脈硬化の予防
  • がんの予防
  • 血流の改善
  • シミ・しわの予防
  • ダイエット効果
  • 目の機能改善

ポリフェノールは種類が数多くあり、人への影響もさまざまです。

ポリフェノールが多いのは赤ワイン? 白ワイン?

赤ワインは食品のなかで、トップクラスのポリフェノール含有量を誇っています。

  • アントシアニン
  • レスベラトール
  • タンニン
  • カテキン
  • フラボノイド
  • ケルセチン

赤ワインのポリフェノールにはポリフェノールが多数含まれています。

抗酸化物質は複数摂ることで相乗効果が期待できるため、赤ワインから複数のポリフェノールを摂れば効率的です。

ワインのポリフェノールは、原料となるブドウの皮や種に多く存在します。

赤ワインは製造する際に、黒ブドウの種や皮ごとつぶし、発酵させてから搾ります。
そのため、皮や種に含まれるポリフェノールがワインの中にしっかりと残るのです。

赤ワインは熟成度によって色や香りが違います。
赤ワインを搾るまでの発酵期間が長いワインほど、ブドウの皮や種の色素や香りがワインの中に溶け込み、ポリフェノール量の多いワインができあがります。

ポリフェノールはブドウの色素や渋みのもとになっている成分です。
ポリフェノールの多いワインを選ぶ際は、できるだけ濃い赤色で、深みのある味わいのワインを選ぶとよいでしょう。

白ワインは、白ブドウをつぶして搾ってから発酵させて造ります。
発酵前に皮や種を除いてしまうので、残念ながらポリフェノールは少ししか残っていません。

ポリフェノールを摂取したいのなら赤ワインを選ぶと良いでしょう。

ワインの飲み過ぎに注意

赤ワインはポリフェノール量が多く、抗酸化作用が期待できますが、飲み過ぎには注意が必要です。

ポリフェノールは水に溶けやすい性質があり、短時間で作用しますが、効果は3~4時間ほどしかありません。

ポリフェノールの効果を得ようと赤ワインを飲みすぎれば、体に負担がかかってしまいます。

1日にワイングラス2杯を限度として、他の食品からもこまめに抗酸化物質を摂取することを心がけましょう。

ワインを飲んでアンチエイジング!

アンチエイジングのためには、食事のバランスや生活習慣に気を配り、活性酸素を増やさないことが大切です。
日々の生活にポリフェノールの豊富な赤ワインを飲んで、アンチエイジングに役立ててみてくださいね。

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