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牛モモ肉の部位徹底解説!外モモ・内モモ・ナカニク・シキンボ・ハバキ・シンタマについて

和牛のモモ肉

牛モモ肉といえば赤身が多くてヘルシーというイメージ。
モモ肉の範囲は広いので実は更に細かく部位分けされておりそれぞれに特徴があります。
この記事では牛もも肉の特徴についてと、外モモ・内モモ内のナカニク、シキンボ、ハバキ、そしてシンタマといった部位も含めて解説していきます。

牛モモ肉の部位はどのあたり

モモ肉参考部位図
牛モモ肉は背中のおしりにあるランイチ(ランプ・イチボ)から後ろ足のすねの上あたりまでがモモ肉の範囲になります。
範囲が広いので、量も多いです。
牛一頭あたりで40㎏〜50㎏近い量となります。
これだけの量、そして範囲も広いので場所によって肉質も食べた時の味も変わってきます。
ももの部位分けしたランイチ・外モモ・内モモ・ナカニク、シキンボ、シンタマ、ハバキについてはこの後、詳しく解説していきます。

牛モモ肉の栄養成分をチェック

それではもも肉の栄養成分を見ていきましょう。
参考にさせてもらっている日本食品標準成分表2020年版では、モモ肉と外もも肉に分けて表示されています。

和牛の脂身付き100gの栄養成分は以下のとおりです。

和牛 脂身付き もも 100gあたり

エネルギー 235kcal
水分 61.8g
たんぱく質 19.2g
脂質 18.7g
炭水化物 0.5g
灰分(ミネラル) 1.0g
食塩相当量 0.1g

鉄分 2.5㎎
亜鉛 4.0㎎
ナイアシン 5.6㎎
ビタミンB12 1.2㎍
出典:日本食品標準成分表2020年版

和牛 脂身付き そともも 100gあたり

エネルギー 244kcal
水分 60.2g
たんぱく質 17.8g
脂質 20.0g
炭水化物 0.5g
灰分(ミネラル) 0.9g
食塩相当量 0.1g

鉄分 1.1㎎
亜鉛 3.7㎎
ナイアシン 5.7㎎
ビタミンB12 1.1㎍
出典:日本食品標準成分表2020年版

牛モモ肉はたんぱく質が豊富

やはり注目したいのはたんぱく質や鉄分の多さです。
赤身肉というだけあり、良質なたんぱく質、そして鉄分が他の部位よりも多く含まれています。
たんぱく質は私たちの体の筋肉や内臓、髪、肌などを作る際に必要となる栄養素です。
そして鉄分は正常な血液を作る際に必要となるミネラルになります。
輸入牛肉に比べるとたんぱく質や鉄分の量はあまり変わりません。
和牛に比べると輸入牛肉の場合、脂質が低い点とカロリーが低いという違いがありました。
(輸入牛肉モモ肉148kcal、脂質8.6g)

牛モモ肉はビタミンB群も含まれている

たんぱく質や脂質、糖質といった栄養素を効率よくエネルギーに変えてくれる際に必要となるビタミンB群も含んでいます。
中でもビタミンB12とナイアシンの量が多めです。
ビタミンB12は正常な赤血球を作る際に必要となるビタミンになります。
そしてナイアシンは補酵素として役立ちエネルギーを作り出したり、糖質、脂質、たんぱく質の代謝に役立ったりしています。
ナイアシンが不足すると肌トラブルや下痢、精神不安定といった変化が出る場合もあります。

牛モモ肉はLカルニチンが豊富

モモ肉の赤身肉に多く含まれているのがLカルチニンです。
脂肪を燃焼させたい!と思っている人はサプリで見かけている成分だと思います。
牛肉の赤身に多く含まれ、体の中にある脂肪をエネルギーに変える時に使われる成分です。
Lカルチニンは身体の中でも作られているのですが、年齢を重ねるごとに作られる量が減っていく傾向があります。
不足していると感じたら食事でも摂取できるので、脂肪燃焼を意識している人にとってはありがたい成分といえるでしょう。
牛肉でLカルニチンを摂取したい場合、モモ肉の他、肩ロース、ヒレ、ネックをチェックしてみると良いでしょう。

牛モモ肉はこんな人におすすめ

モモ肉といえば脂質の低さ、そして良質な赤身肉。
この特徴があるので、以下の人にはモモ肉が最適といえるでしょう。

・良質なたんぱく質を摂りたい筋トレ中の人
カロリーを抑えたい人
糖質制限中の人
ダイエットをしている人
脂分をおさえた食事をしたい人
高齢の人たちの体作りにも最適
・体の健康を考えている人

低カロリーで栄養豊富な牛肉はお値段も他の部位に比べると安く購入できる傾向があります。
そのため安く牛肉を購入したいという人にも最適です。

牛モモ肉はどのような味?

おいしそうなモモ肉
牛モモ肉はスーパーや精肉店でも見かける機会が多い肉なので食べる機会も多い部位だと思います。
赤身が多く筋肉質なため、あっさりとした味わい、そしてやや固いので食べ応えがある部位となります。
脂分は少ないので牛肉の脂が苦手な人、さっぱりと食べたいという時にモモ肉は適しています。

牛モモ肉を選ぶ時のポイント

牛モモ肉を選ぶ時のポイントをご紹介していきます。
店舗で購入する際のポイントは以下になります。
・色
・ドリップ

もも肉の色をチェック

モモ肉を選ぶ時にチェックしたいのが色です。
ちょっと白っぽさのある鮮やかな赤色の肉を選びます。
褐色っぽい色になっている場合は、お肉の表面が酸かkしている可能性があります。
この他にも見た目でお肉にツヤがあり、乾燥していないものを選ぶようにしてください。

モモ肉からドリップが出ていないかチェック

お肉が入っているトレーを傾けた時にドリップと呼ばれる赤い汁が出てくる事があります。
これはお肉の組織にダメージがある時に出てくる水分です。
よくお肉の解凍をすると出てきますが、これも冷凍の過程で凍った水分がお肉の細胞を傷つけているためです。
ドリップはたんぱく質やビタミン等の栄養を含んでいる他、うまみ成分も一緒に出ている状態。
つまりドリップが出ていないモモ肉を選ぶのがベストという事になります。

牛の種類によってもモモ肉は変わってくる

放牧牛と青空
販売されているモモ肉の表示で、どの牛のお肉かわかるようになっていると思います。
〇〇産(海外産の輸入牛)や和牛といった表示です。
特に和牛の場合、どこのブランド牛かも一緒に表示されていると思います。
海外産の牛の場合、脂質は少ないのですが肉質は固めの傾向があります。
一方、和牛のモモ肉は輸入牛に比べると若干やわらかめのものも多いです。
部位によっては霜降りが入るものもありますので、出来ればやわらかめが良いという時は和牛種を選ぶと良いでしょう。

牛モモ肉を購入する時はどこが良い?

牛モモ肉はたくさんとれる部位という事もあり、スーパーや精肉店でも多く見かけるお肉です。
取り扱っているスーパーによっては海外産を多く扱っている場合もあります。
もし、やわらかめのモモ肉をお探しなら和牛種のモモ肉がおすすめ。
和牛種のモモ肉は通販でも多く扱っていますので、ローストビーフ用など、大きめの塊で欲しいという時は通販の方が探しやすいです。

牛モモ肉:外モモの特徴について解説

ソトモモ肉
それでは牛モモ肉の更に細かい部位についてみていきましょう。
外もも肉は一番後ろの場所になり、上にランプ肉、途中で内モモ、そして下のすね肉と接している量が多い部位です。
外もも肉は牛の体重を支えるために使われている部位といえるので筋肉質。
肉質も内ももに比べるとやや固めになります。
外モモ肉はソトヒラとも呼ばれており、ソトヒラの中に更にナカニクの他、マクラ、センボンスジ、ハバキという部位が含まれています。

ナカニク

他の外モモ肉部位に比べると内側に位置しているナカニク。
外モモの肉質は固め、でもうまみがあっておいしいというイメージが強い部位になるのですが、ナカニクは他の外モモ部位に比べるとやわらかめです。
味も強いのでうまみをしっかりと感じられます。
特にA4やA5クラスのナカニクになると適度にサシも入ってくるので、柔らかくておいしそうな見た目です。
赤身肉を食べたいけれど固さが気になるという時は仲肉を選ぶと良いでしょう。
牛一頭からナカニクは3㎏程度しか取れない希少部位になります。
煮込み料理をはじめ、ローストビーフにしても絶品です。

シキンボ(マクラ)

シキンボは後ろ脚の外ももにあるお肉です。
形が金の延べ棒に似ている事からシキンボと呼ばれるようになったと言われています。
シキンボは他にシキンボウ、関西ではマクラという呼び方があります。
取れる形状からローストビーフに最適。
お肉の質は粗いので、食べ応えがある触感。
食べる時は薄めにスライスしてさっとレア気味に焼き上げると良いでしょう。

センボンスジはマニアが好む部位

そして焼肉の希少部位などでまれにお目にかかるのがセンボンスジ。
数百グラムしか取れない希少部位です。
見た目にもわかるぐらい、多くのスジが入っていて硬そうなのですが、このスジは焼いて食べるとコリコリした食感を味わえるので、センボンスジを好む人も多いのです。

ハバキ

ハバキは外モモ肉からとれる部位です。
見た目には濃い色をしている赤身肉。
大腿骨筋あたりについており、スネ肉みたいにスジがたくさん入っています。
ここまで解説しているとあまりおいしくなさそうに聞こえてしまうかもしれませんが、それが大違い。
スジを丁寧に外していくと赤身が濃い分うまみもしっかりある部位なのです。

牛モモ肉:内モモについて解説

ウチモモ部位
牛内モモは股の付け根あたりに位置する肉です。
牛一頭から10㎏近く取れます。
赤身が多いながらも脂質も低め。
そして和牛の場合になりますが、モモ肉の中ではやわらかめの部位となります。
モモ肉を食べたいけれど固さが気になるという人は内モモあたりを選んで食べてみると良いでしょう。
海外産の輸入牛肉の場合は、内モモでも結構筋肉質で固いと感じる事も多いでしょう。
内モモは、更に オオモモ・コモモ・カブリ・メガネという部位に分ける事が出来ます。

オオモモ

ローストビーフ
内モモの中でも一番大きくとれる部位です。
内ももの後ろ側に位置し、適度に霜降りが入っているお肉。
大きめに取れる事からスライスしてすき焼きやしゃぶしゃぶにも使えますし、筋も少ないので、ローストビーフにしても合います。

コモモ

コモモは希少部位でオオモモよりも柔らかい肉質です。
オオモモの前側に位置しています。
通常、オオモモと一緒に流通している事が多いので、コモモ単体で見かける機会は少ない部位となります。

カブリ

内モモ部分を覆っている脂身部分です。
繊維質が強いので切り落としとして販売されている事が多いです。

メガネ

牛の骨盤部分からとれる希少肉。
コモモよりも取れる量は少ないです。
量にして300g〜500g程度です。
名前の由来は見た目から。
骨盤がメガネのフレームの様に見え、肉がメガネのレンズ部分に見える事からメガネと呼ばれるようになりました。

牛モモ肉:シンタマについて解説

牛モモ肉にある4つの部位( シンタマ・内モモ・外モモ・ランプ)のひとつです。
外モモとランプに近い位置です。
シンタマから更に以下の4部位に分ける事が出来ます。
・マルシン
・カメノコ
・トモサンカク
・マルカワ

シンタマと呼ばれる理由

シンタマは漢字で書くと芯玉です。
この字の通りになるのですが、丸く取れる部位という特徴があります。
そのため、シンタマの別名では「マル」と呼ばれています。

マルシン

シンタマの中でも更に中心部分の部位。
シンタマの芯という事で「シンシン」とも呼ばれています。
肉質も柔らかいのが特徴。
ヒレ肉に次いで柔らかいと言われています。
ローストビーフでジューシーに食べるのがおすすめです。

カメノコ

シンタマのお隣にあるお肉がカメノコ。
切った時の断面が亀の甲羅に似ている事からこの名前がついたと言われています。
肉質はあっさりとしています。
スライスして焼肉で食べるとおいしい部位です。

トモサンカク

モモ側(トモ側)についている部位で三角形の形をしています。
シンタマの部位は赤身が多い中、トモ三角は霜降りが入っている部位です。
霜降りが入っている分、柔らかい食感を楽しめます。
ちなみにトモサンカクの形状が火打石にも似ているという理由から「ヒウチ」という別名もあります。
薄くスライスしてしゃぶしゃぶすき焼きにするととてもおいしいです。

マルカワ

マルシンの外側に位置している部位です。
赤身が多く、脂質の少なめ、繊維質が多く入っており肉質もシンタマの中では一番固めという特徴があります。
そしてシンタマの中では一番取れる量が少ない希少部位です。
食べた時の味は赤身の割合が多い分、濃厚さを感じられます。
ビーフシチューやカレーなどの煮込み料理に使用する事で濃厚な味わいに仕上がる部位です。

まとめ

モモ肉グリル
牛モモ肉は大きくとれる部位で更にいくつかの部位に分ける事が出来ます。
赤身の部位が多いですが、中には霜降りが入っている部位、うまみが強い部位もありますので、部位ごとの特性を掴んで上手に調理したいものです。
また、脂質を控えたい、脂っこい食べ物は控えたいという人にも最適。
価格も安めに購入できる部位も多いので、毎日のメニューに上手に取り入れていきたい部位となります。

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