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無洗米と普通のお米の違いとは

お米

お米をとがずに炊くことができる無洗米を食べたことはありますか?

そのまま計量してお水をそそぐだけで準備が完了する無洗米は、時短や節水にもなってとても便利です。

しかし、食べたことがない人からすると美味しいのかどうか疑問が残るかと思います。

そこで今回は、無洗米と白米の違いからその特徴、メリットについてご紹介したいと思います。

無洗米とは

精製した白米の表面には、通常の精米装置では取りきることができない、精白米の表面に残っている粘着性の高い肌ヌカが残っています。精白米を炊く前に研ぎ洗いが必要となる理由は、この粘着性の高い肌ぬかを除去する必要があるからなのです。

肌ヌカを除去する方法には、肌ヌカの粘着性を利用して除去するヌカ式や肌ヌカと水が混じったとぎ汁をタピオカ澱粉で吸着させるタピオカ式、肌ヌカを水で洗い落として乾燥させる水洗い式などがあります。

無洗米はこれらの方法によって肌ヌカを完全に除去したお米なので、研ぎ洗いをする必要がないためそのまま使うことができます。

無洗米は加工をしているから白米よりも美味しくない気がする・・・そう考えている方もいるかと思いますが、それは大きな誤解です!

肌ヌカを取り除く加工をしている無洗米だからといって、精白米と比べて味が落ちるということはなく、むしろ自宅でお米を研ぎすぎることによるお米の欠けや割れ、そして旨味層の流出を防ぐことができます

また、肌ヌカをしっかりと綺麗に取り除かれている無洗米は、お米の一粒一粒までしっかり水を吸水することができるので、お米本来の美味しさを引き出しながらふっくらと炊きあえることができるのです。

無洗米のメリット・デメリット

無洗米の一番のメリットと言えば、やっぱり計量するだけで炊くことができる手軽さが挙げられます。

お米を研ぐだけと思うかもしれませんが、ご飯の時間から逆算してお米を研いで吸水させて・・・と結構手間がかかります。水溶性ビタミンミネラルなどの旨味の流出に気を付けながらお米を研ぐ作業分だけでも、時間短縮ができると嬉しいものです。女性は冬場など手荒れが気になる方もいるかと思うので、一つでも水仕事が減ることで手荒れの防止にもなります。

また、お米を研がない分、水道代の節約にもつながります。

3合のお米を1日1回炊く場合、無洗米であれば1年間に約1,657リットルの水を節約できると言われています。お米を研がないのでとぎ汁が出ることもなく、海や川を汚すこともありません。キャンプやBBQなど、外でお米を炊く場合も簡単に準備をすることができる無洗米は重宝されることでしょう。

そしてお米の保存に関してもメリットがあります。肌ヌカはお米の酸化を早めると言われているので、肌ヌカが綺麗に取り除かれている無洗米は、精白米に比べると美味しさが長持ちするとも言われています。

一方デメリットですが、精白米に比べて価格が少しだけ高く設定されていることが挙げられます。どのくらい高いかというと、精白米に比べると大体5%ほど高い価格設定になっていることが多いでしょう。

ただし、同じ10kgのお米でも無洗米は肌ヌカを取り除いている分お米の正味量は多いです。無洗米のメリットでもあった水道代の節約のことを含めて考えると、トータル的には商品によっては無洗米のほうが経済的とも言えるでしょう。

無洗米の美味しい炊き方

無洗米を美味しく炊くコツは、ずばり水加減と吸水です!

気を付けるポイントは次のとおりです。

水加減を多めにしましょう

無洗米は肌ヌカを研ぎ洗いして流さない分、精白米よりお米の正味量は多くなります。そのため通常の炊飯器の目盛りよりも、水を多く入れて炊きましょう。目安としては米1カップにつき、大さじ1から2杯分の水を増やすと良いでしょう。米3カップだと約100ミリリットル増やしてください。水が不足していると炊き上がり後に冷えた際に固くなってしまいます。最近のIH炊飯器は『無洗米コース』の機能があるものも増えていますので、無洗米の場合の目盛りを目安にすれば簡単に水加減の調整ができます。

吸水はしっかりと行いましょう

お米本来の美味しさを引き出すためにも、時間があるときはできるだけ吸水させてから炊きましょう。目安としては冬場で約1時間夏場であれば約30分は吸水できると良いでしょう。吸水をしっかりと行うことにより、ふっくらとした炊き上がりで美味しく食べることができます。

おわりに

無洗米の特徴からメリット・デメリット、美味しい炊き方まで説明しましたが、無洗米のイメージは変わりましたか?

様々なメリットもあり無洗米ですが、やっぱり食べ慣れている精白米のほうが旨味を感じられて美味しいと思う方もいるかと思います。

無洗米と精白米のどちらが好きかは人によってそれぞれ違うので、自分にあったお米を見つけられると良いですね。

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