牛もも肉は赤身の割合が多く、さっぱりと食べたい人に最適な部位です。
調理の仕方には若干コツがいるのですが、赤身に含まれているうまみを味わえます。
そこで、今回はもも肉が手に入った時に選択肢に入るステーキについてポイントも含めご紹介していきます。
牛もも肉の特徴と調理時の注意点
牛モモ肉は下記の4部位があります。
・内もも
・外もも
・しんたま
・ランプ
外ももは運動している箇所なので肉質は固め。
内ももはお肉のきめが細かいので適度に調理する分には問題ないのですが、加熱時間が長いと固くなってしまうので、注意が必要です。
もも肉の中でもしんたまとランプは肉質が柔らかい部位。
特にランプは脂分が適度に入っているので一番柔らかい部位になります。
加熱しすぎないように注意するとおいしく牛もも肉を食べられます。
人気の牛もも肉おすすめレシピ 牛もも肉のステーキ
牛もも肉でステーキを作る場合、加熱時間が長くなってしまうと固くてパサパサした仕上がりになってしまいます。
焼き上がりは3段階。
・レア
表面に焼き色がついていますが、中は生の状態です
・ミディアム
表面に焼き色がついて、中はピンク色の状態です
・ウェルダン
表面、内部共に加熱されている状態です
好みの焼き加減で味わいましょう。
牛もも肉のステーキを焼く前の準備
ステーキもローストビーフ同様に焼く前の1.5時間くらい前から常温に出しておくようにします。
もしスジがある場合は、焼く前に包丁ですじ切りをしておき、フォークで何か所か刺しておきましょう。
塩は焼く直前にかけるようにしてください。
※焼く直前にかけないと、時間経過に伴い水分が出ていきます。
水分と一緒にうまみ成分が流れ出てしまうので、塩をかけてから時間放置はしないようにしましょう。
・塩の量
150gのステーキ肉の場合は、塩小さじ1/4が目安です。
牛もも肉のステーキをフライパンで焼く
今回の焼き方の例は、1cm程度の厚さのステーキ肉の場合です。
厚さによって焼き具合は若干、調整してください。
まず最初にフライパンをしっかりと温め、牛脂を溶かします。
フライパンは肉を入れた時に焼き音がするくらいまで熱してください。
ステーキ肉を入れ、片面を1分程度焼きます。
焼き色がついたら裏返して裏面も同様に焼きましょう。
焼いている時に表面に水分が出てきたら火を止め、広げたアルミホイルの上に移動します。
牛もも肉のステーキをアルミホイルに包み放置をする
アルミホイルで包んでから3分程度放置します。
3分程度の放置でミディアムレア程度に火が通ります。
ウェルダンにしたい場合は5分くらい放置すると良いでしょう。
牛ステーキ用のソースは何がおすすめ?
ステーキはシンプルに塩とこしょうで食べるのもおすすめですが、ワサビを乗せて食べてもおいしいです。
いくつか味のバリエーションが欲しいという時におすすめする玉ねぎとニンニクを使ったソースをご紹介します。
材料
醤油 大さじ1
酒 大さじ1
砂糖 小さじ1
酢 小さじ1
玉ねぎ 1/4個分
ニンニク チューブで1㎝
牛ステーキ用のソースの作り方はレンジで簡単!
玉ねぎはすりおろしておき、後は材料を全て耐熱容器に入れます。
電子レンジで1分半程度(600w)加熱して冷ませばソースの完成です。
ニンニクが多めの方が好みだという人は、後1㎝分くらいまで追加しても良いでしょう。
今回、ステーキソースとしてご紹介したソースは、ローストビーフのソースとしても使えます。
レンジで手軽に作れるのでソースが足りない!という時でも材料さえあればすぐに作れるのでおすすめです。
牛ステーキ用のソースに玉ねぎをおすすめする理由
ステーキソースは大根おろしや和風など色々とありますが、玉ねぎを使ったソースをおすすめします。
玉ねぎは酵素が豊富。
中でもプロテアーゼという酵素が含まれており、たんぱく質分解酵素の1つ。
つまり、玉ねぎを上手に取り入れる事でお肉を柔らかくするのにも役立つのです!
アルミホイルで包まない場合は、火からおろす前に軽くオニオンソースを入れてフライパンであおるのも良いですし、アルミホイルで包んで寝かせる場合は、焼く前の下味として漬け込んでおくのも良いでしょう。
ここがポイント!牛モモ肉を焼く調理は高温で焼きすぎない事!
ステーキ肉を焼いた時に焼き過ぎてお肉が固くパサパサに仕上がってしまったという経験、ありませんか?
焼いている時に温度が65℃以上になってしまうと、肉気質たんぱく質が変性を起こし固くなっていく性質があります。
他にも筋形質たんぱく質も60℃以上、筋原繊維たんぱく質が65℃以上になると変性を起こすので、出来れば中心温度を60℃以上にしないように温度コントロールをするのが、お肉を固くしないためのポイントになります。
ステーキを焼く時の脂はどれがベスト?
今回はステーキを焼く時のポイントについてご紹介しました。
入手したもも肉の大きさや厚さによって加熱具合が違ってくるので、参考にしてみてください。
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