お正月というとどんなイメージを持っていますか?お正月といえば、お年玉、初日の出、初詣、そしておせち料理です。おせち料理はお正月に年神様をゆっくり迎えるよう作られた日本の伝統的な保存食です。
おせち料理は一年の幸福を願って作られた特別なメニューです。最近では、自分で作らずに通信販売のおせち料理で済ませてしまう場合も多いです。おせち料理は少しずつ変化しはじめていています。今回はお正月におすすめなおせち以外のSNSで話題のメニューをご紹介します。
従来のお節料理とは?
従来のお節料理とは、お重に入っています。お重に入れるものというものもほぼ決まっています。伝統的なおせち料理の意味を説明します。
黒豆・・・黒豆は「まめに生きる」という意味があります。関西では黒豆にしわが寄らないようにふっくらと仕上げます。関東では「長生きできるように」との意味を込めてあえてしわを寄せて仕上げます。
田作り・・・田作りというのは豊作を願って作るカタクチイワシを使った料理です。カタクチイワシの稚魚をゴマメと言い、ゴマメを昔は畑の肥料として使っていました。
かずのこ・・・かずのこはニシンの卵で、子孫繁栄を願うものです。色が黄金色をしていることから地域によっては金運を願って食べるところもあります。
だて巻き・・・だて巻きは巻いた形が書物に似ていることから学問や文化の繁栄を願います。かまぼこに使った卵白を活用するために作られた料理とも言われています。
エビの姿煮・・・エビを使った料理は長寿を願う意味があります。エビの曲がった姿には、背中が曲がるまで長生きできますようにという意味がこもっています。
栗きんとん・・・栗きんとんは漢字で書くと「金団」。金の塊に見立てています。金運がアップするようにとの願いを込めています。砂糖をたくさん使うので、こどもからお年寄りまで大人気です。
筑前煮・・・地域によっては「お煮しめ」といわれるところもあるようです。調理方法に違いがあり、煮込む前に油でいためるものを筑前煮、じっくりと味をしみこませたものを煮しめといいます。先に油でいためる分、筑前煮の方が時間がかからずにできます。煮物の中身は地域や家庭によって大きく異なるようでそれだけでも十分話題になりますね。
おせち料理は一の重、二の重、三の重が重なっています。一の重には黒豆やナマス、栗きんとんなどを入れます。入れ方は真ん中を中心に彩りを考えて市松模様に仕立てるとフタを開けたときのワクワク感が出ます。
二の重には主役となるエビやお肉の料理が並びます。エビの姿煮はもちろんローストビーフや松前焼きなど。
三の重には煮物が特に詰められています。このお重には特に決まった詰め方はありませんが、野菜の色や形を生かしつつ豪華に盛り付けられるといいですね。
最近のおせちはさら盛
おせちはお重にはいっているものと言われていますが、最近のおせちは皿盛りにしたものが多いです。お重を持たない核家族が増えてきたことやすぐに食べきってしまうことで新しいおせち料理の形ができ始めています。
皿盛りのおせちの場合は、お重とは異なった品物が彩り鮮やかでカジュアルに食べやすくしてあります。食べた後の片付けもかなり楽なので、普段お正月料理は食べないという人もぜひ挑戦してみてください。
お皿に乗せても人気が高い料理は?
皿盛りおせちで人気が高い料理をご紹介します。
ローストビーフ・・・ローストビーフは手軽に作れて、鮮やかなお肉の色が華やかさをもり立ててくれます。盛り付けるときにバラに花のように飾るとお正月のお祝いの席にピッタリの雰囲気になりますね。
カルパッチョ・・・カルパッチョはナマスのかわりに酢の物として盛られています。鯛のカルパッチョが縁起物として皿盛りでは一般的なおせち料理とされています。鯛は「めでたい」からくるお祝いの席では欠かせない食材です。
春巻き・・・皿盛りのおせちではメニューもカジュアルなものが多いです。春巻きの中身はエビやアボカドなど彩りの良い素材を使うと、切ったときにもワクワク感がでてきますよ。
皿盛りのメニューの中では、洋風な料理の盛り付けが好まれています。普段の食卓でも華やかさをプラスしたい時には、おすすめです。
その中でも特にローストビーフは盛り付け次第で場を盛り上げてくれます。ソースを工夫すればサラダ感覚でさっぱりとさせたり、グレービーソースで濃厚な主役をはれるあじわいにしたり、幅広く楽しめます。年齢を気にすることなく食べられるのもうれしいですね。
まとめ
今回はおせち以外に人気の正月料理をまとめました。お重形式のおせち料理だけでなく、最近はさら盛の料理が人気です。ローストビーフはどちらの料理でも見栄えがしてとても簡単に作れます。
バラの花の形に盛れば、新年の華やかな雰囲気になります。これからおせち料理をどうしようか考えている人はローストビーフをお花の形に飾りこみ、ぜひやってみてくださいね。
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