みなさんはお祝いやプレゼントを送る際にお肉を送ったことはありますか?
お肉といっても黒毛和牛などの高級なイメージのお肉や国産牛など、様々な品種の牛肉が販売されています。
お肉を選んでいくなかで、「黒毛和牛と国産牛の違いがわからない」「お肉選びで何を選べばいいかわからない」と思ったことはないでしょうか？
どちらも「和牛」や「国産」とついているため、違いがわかりにくいですよね。
今回の記事は黒毛和牛と国産牛それぞれの特徴について解説し、黒毛和牛も含めた和牛の種類や国産牛の種類について紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください！
黒毛和牛は日本在来の「和牛」で、「国産牛」は在来種以外の牛
現在、日本で流通している牛肉は「和牛」「国産牛」「輸入牛」の3種類に分けられ、黒毛和牛は「和牛」の1種です。
それぞれの牛肉の種類について説明していきますね。
「和牛」は日本在来種の牛を食育専用に育てられた品種で、黒毛和牛や褐毛（あかげ）和種牛など4種類の牛が和牛として登録されています。
一方、「国産牛」は「和牛」に指定されている牛以外の品種で、一定期間国内で飼育されると国産牛と呼ばれます。
国産牛は主にホルスタインと呼ばれる品種や、そのホルスタインと肉用牛を掛け合わせた交雑種などが挙げられます。
「輸入牛」は海外で加工・輸入された牛肉で、比較的安価で購入することが可能です。
ここで気を付けたいのが、国産牛とは国内で3か月以上飼育された牛のことを指すということ。
例えば海外から輸入された牛であっても、3か月以上日本で飼育されると国産牛として扱われます。
つまり、国産牛だからといって必ずしも日本生まれの牛ではないということがポイントです。
このように、和牛と日本牛は一見すると同じ牛のようなイメージがありますが、上記のような違いがあります。
黒毛和牛だけじゃない？和牛の種類を解説
和牛は国産牛や輸入牛と比べて高価になる傾向があり、とても人気です。
和牛は黒毛和牛をはじめとして、褐毛和種（あかげわしゅ）や日本短角種（にほんたんかくしゅ）、無角和種（むかくわしゅ）、の4種類がいます。
それぞれの和牛の特徴について解説していきますね。
黒毛和牛
黒毛和牛は日本で出回っている和牛のうちの90％以上にものぼり、知名度も高い牛です。
日本各地で飼育されていて、飼育数は約160万頭とナンバーワンの飼育数。
その名の通り黒毛を携えていますが、毛先は褐色なので見た目は黒褐色になります。
肉質としては筋肉の間に脂肪が交雑する、いわゆる「サシ」と呼ばれる肉質になるのも黒毛和牛ならでは。
また、お肉の見た目はピンクと白の綺麗なマーブル状で、霜降り肉とも言われています。
黒毛和牛は味の美味しさやサシの入り具合、見た目すべてにおいて優れた品質を持っています。
褐毛和種
褐毛和種は黒毛和牛について2番目に多く飼育されている品種です。
毛の色は黄褐色で、角がある牛です。
性格が穏やかで育てやすいのが特徴で、肉質は赤身が多く健康志向な方におすすめのお肉になります。
日本短角種
日本短角種は日本で3番目に多く飼育されている和牛です。
寒さに強い種類で、主に北海道や東北で飼育されています。
丈夫で育ちやすい特徴もあり、放牧で飼育されることが多く、肉質はやや粗く赤身が多い品種になります。
無角和種
無角和種は日本であまり飼育されていない品種です。
名前のように角がなく、毛色は黒毛和牛よりさらに黒く見えます。
黒毛和牛に比べて大型で早く育ち、肉質は赤身が多め。
霜降り肉ブームで一旦飼育数が減少しましたが、近年の健康ブームにより注目が集まっています。
このように和牛といっても様々な種類があり、それぞれの牛の特徴がありますね。
国産牛の種類って？
ここからは国産牛について解説していきますね。
国産牛のほとんどは 「ホルスタイン種」ですが、その他に「交雑種」や「アンガス種」、「ヘレホード種」などが挙げられます。
ホルスタイン種は乳用種とも言われ、メスは乳牛として、オスの子牛は食用として飼育されています。
交雑種は名前のとおり、和牛とホルスタイン種をかけ合わせた品種です。
アンガス種とヘレホード種は外国の牛ですが、国内で一定期間飼育されると国産牛として扱われます。
このように国産牛にも様々な品種があるため、気になる方は品種も注意して国産牛を買うといいですよ。
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ここまで、黒毛和牛と国産牛の特徴などについて紹介していきました。
これで普段のお肉選びも選びやすくなったのではないでしょうか？
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