三大和牛とは何か？食べ比べてその魅力にせまる！

おいしいものを食べたい！と思った時に思い浮かべるのは牛肉ですよね。
牛肉の中でも高級だと言われているのが三大和牛といわれるブランド牛です。
このページでは、三大和牛についてと、味の違いについて解説していきます。

実は正確には決まっていない!?日本三大和牛について
三大和牛の味の違いは？食べ比べてみた
三大和牛を食べ比べて好みを探す

実は正確には決まっていない!?日本三大和牛について

日本で最高級品といわれるブランド牛は世界にも誇れる最高級品。
その中でも三大和牛といわれているのが、松坂牛・神戸牛・近江牛です。
松坂牛と神戸牛はある程度確定しているかなという印象ですが、実は日本三大和牛は確定しているわけではありません。
和牛の質がかなり向上してきているので、3つ目のブランドの近江牛にも引けを取らないブランド牛が出てきています。
もしかしたら今後、入れ替わりがあるのかもしれません。
今では米沢牛や前沢牛もかなり評判や評価が上がりつつあります。
現在、三大和牛として取り上げられているブランド牛は松坂牛・神戸牛・近江牛になります。

出荷頭数が少ない松坂牛

但馬牛などの仔牛を購入し、生後12ヶ月齢までに松阪地域に入り、3年間以上肥育させています。
松阪牛個体識別管理システムに登録されていて、雌の未経産牛のみといった厳しい条件をクリアした牛のみが出荷されている状況。
年間の出荷頭数も年間で200頭前後と三大和牛の中でも少ないです。

海外セレブや著名人からも愛される神戸牛

兵庫県に960日以上飼育されている未経産牛の雌と、去勢済みの雄といった条件があります。
更に格付けのランクでもA、B4等級以上の規格があります。
神戸牛といえば世界的にも知られている高級ブランド牛。
但馬牛の出荷の際に神戸肉流通推進協議会がその生育環境、血統、肉質などの基準をクリアした後、神戸牛として出荷されています。
一度は食べてみたいと思いますよね。
「来日した時には神戸ビーフが食べたい」と要望する人もいるファンが多い神戸牛。
海外の政治家、著名人、有名人、セレブからも愛されているブランド牛です。

日本最古のブランド牛としても知られる近江牛

江戸時代から徳川将軍に養生薬として献上されるなど、歴史あるブランド牛としても有名な種類。
滋賀県内で900日以上飼育された黒毛和種という条件と、未経産牛の雌、もしくは去勢済みの雄に限ります。
更に格付審査により肉質がA4かB4 以上という厳しい基準をクリアしている牛のみが近江牛として出荷されています。

三大和牛の味の違いは？食べ比べてみた

ところで和牛ブランドの中でも厳しい基準が設けられている三大和牛ですが、それぞれどのような味なのでしょうか？
味の特徴を含め、ステーキ肉を焼き、岩塩とこしょうの味付けで食べ比べた感想も含めご紹介していきます。

松坂牛の肉質や味の特徴

松阪牛の特徴といえばなんといってもきめの細かいサシですよね。
霜降り肉で柔らかいお肉です。
和牛には和牛香と呼ばれる黒毛和牛独特な香りがあります。
和光牛は和牛独特の脂の甘さや香りの良さを感じ、牛肉の味をより引き立てる風味です。
松阪牛の脂は他の和牛品種に比べて不飽和脂肪酸が多いという特徴があります。
良質なオレイン酸を多く含み、融点（脂が溶ける温度）が低いです。
食べた時に脂が程よく溶けるので、脂っこいと感じません。
ステーキや野菜と煮込む料理との相性が良いとおすすめされています。
まずはステーキで松阪牛そのもののうまみや脂を味わうのも良いでしょう。
食べてみた時にお肉が柔らかいので、肉を噛むというまでの力はいらないと感じるくらい食べやすいです。

神戸牛の肉質や味の特徴

神戸牛も肉質のきめが細かく、サシが細かい霜降りのお肉が特徴です。
実は牛肉の霜降りは血統によって決まります。
育てていく中で質の良い牧草と、硬水の水が湧き出る環境で育っています。
一般的にすき焼きが一番おすすめの食べ方といわれていますが、レアステーキで塩こしょうのみで食べても絶品でした。
神戸牛も脂の融点が低く、人肌に触れた程度で溶けていきます。
MUFAと呼ばれるオレイン酸を含む一価不飽和脂肪酸の割合が多いので、口どけが良いです。
食べてみた時にとにかく柔らかさを感じ、良質な脂が程よく溶けていくのでなめらかな味わいになります。
後、脂っこいと感じないで食べられましたし、胃にももたれないのが特徴の一つ。
脂の質が良いというのはこういう事なのかと驚きました。

近江牛の肉質や味の特徴

近江牛もきめが細かい霜降りが入っています。
ステーキやしゃぶしゃぶでの食べ方がおすすめされています。
和牛なので良質なオレイン酸を多く含む融点が低い脂分です。
そのため、口に入れた時のくちどけも良いし、お肉がとても柔らかく食べられます。
やはり脂っこさをあまり感じません。
脂分がスッキリしている分、しっかりしたソースを使うフランス料理とも相性が良いと言われています。
レストランでも使われる事が多いのも納得出来る味でした。

三大和牛を食べ比べて好みを探す

松坂牛・神戸牛・近江牛の三大和牛を食べ比べてみたところ、どのお肉も引けを取らない美味しさです。
日本の和牛はどんどん質が向上していっていると感じました。
好みは個人差になると思います。
もし、機会があったら食べ比べて自分の好みを見つけてみてはいかがでしょうか。
和牛セレブでは厳選した和牛を通販で購入できます。