キャンプの楽しみの一つ、それはキャンプ飯。
外で食べるご飯はおいしく感じますよね。
キャンプ飯の中でも挑戦するメニューで「ご飯がちゃんと無事に炊けるかどうか」と心配になる事、ありませんか？
今回はキャンプ飯の1つ、おいしいお米の炊き方をいくつかご紹介していきます。
飯盒・お鍋etcキャンプでご飯を炊く時に利用できるアイテム
キャンプでごはんというと手軽さ優先という事でしょうか。
レトルトパウチのご飯を持参して温めるだけという方法の人も多いのですが、やっぱりご飯は炊いた方が断然おいしいです。
ここ最近の炊飯器はおこげがあまりつかない傾向がありますが、キャンプ飯でご飯を炊いた時に出来るおこげを食べるのも楽しみの一つになります。
レトルトのご飯はあくまでも予備として
レトルトのご飯は万が一失敗した時の予備として、そしてご飯が足りなかった時の予備など、サブアイテム的に考えて持っていくと良いでしょう。
キャンプ飯でご飯を炊くアイテムは飯盒だけじゃない！
キャンプでご飯を炊くアイテムというと飯盒のイメージですが、他にも鍋やライスクッカーを使ってもおいしく炊けるのです。
飯盒（はんごう）
キャンプでのおすすめアイテムの1つでもある飯盒。昔から使われているソラマメみたいな形の調理器具です。中蓋もついており、蓋で計量も出来るので使いやすい炊飯アイテムといえるでしょう。
「兵式飯盒」は、場所も取らずコンパクトなメリットがある一方、ガスコンロやバーナーで調理をする時は乗せづらく、安定感があまりないデメリットがあります。
「丸形飯盒」は兵式よりも安定感のある丸型です。こちらの形だとバーナーやコンロにも乗せやすい形になっています。
お鍋
ダッチオーブンや土鍋でもご飯が炊けます。炊飯器と比べておこげができやすいですし、お鍋で炊く方法を覚えておくとおうちキャンプでもご飯を楽しめますし、炊飯器が壊れた時にも代用できるのがうれしいですね。
クッカー
鍋のような形もありますし、ここ最近ではお弁当箱のような形に取っ手がついているメスティンもよく見かけますが、こちらもアウトドアクッカーの中に分類されます。
ごはんを炊くのに準備しておきたい他アイテム
・燃料
・風防
・耐熱グローブ
ご飯を炊く時に必要となるのは燃料だけではありません。風防やウインドスクリーンを必ず設置しておいた方が良いです。屋外は風による影響で火力の強弱が起きやすいので、風よけは必ず風上に設置しましょう。他にも調理容器は直接火で熱して調理するため、普通に扱うとやけどする危険性があります。
必ず耐熱グローブを使って調理器具を持つようにしてください。耐熱グローブを探す時は200℃以上の耐熱性を持つものを選びましょう。
キャンプ飯はご飯が重要！飯盒を使ったおすすめの炊き方
キャンプといえば飯盒でご飯を炊くのが定番！レシピを覚えておきましょう。
計量も便利！ご飯を炊く前の準備
今回は2合分（お茶碗約4杯分）でのキャンプ飯盒レシピをご紹介します。
飯盒は以下の分量で計量カップの代わりにもなります。
・外蓋 3合
・中蓋 2合
中蓋1杯分のごはんを計量し、お米1合あたり200グラムの水を入れます。今回は2合なので400グラムです。飯盒の上の線が4合の場合のライン、下の線が2合の場合のラインとなっているので、お米を入れた後に下の線まで水を入れれば良いです。お米は30分程度水につけて置きます。冬は1時間そのまま置いておいてください。
火と火力
火の強さで火力調節をします。弱火は飯盒の底に火の先端が当たる程度です。炊き始めは弱火にかけて徐々に火力をアップしていくイメージです。
・飯盒を弱火にかける
・吹きこぼれてきたら強火にしていく
・吹きこぼれがなくなってきたら再び弱火にする
・チリチリ音がしてきたら火からおろす
・15分ほどそのまま蒸らしておく
これでご飯は炊きあがっています。吹きこぼれがある時に蓋が浮き上がってくるようであれば、上に石を置いて重石にする方法もあります。
おうちキャンプにも使える！鍋でご飯を炊く場合
今回はダッチオーブンを使ったご飯の炊き方をご紹介します。
※2合分の場合です
・ダッチオーブンにお米2合と水を400㏄入れて30分以上置いておきます。
・鍋が沸騰するまで強火にかけ、吹きこぼれてきたら弱火にして12分〜15分加熱します。
・火からおろし15分程度蒸らします。
メスティンでご飯を炊く場合
アウトドアクッカーでもご飯は炊けます。今回はメスティンとワンバーナーを使ったご飯の炊き方をご紹介します。バーナーパッドがあった方が火の伝わり方にムラが出にくいです。
※1合分の炊き方になります
・お米1合に対し水は220㏄入れ、30分浸水させます
・メスティンの蓋をして強火にかけます
・吹きこぼれてきたら弱火にします
・蓋が持ち上がる場合は上に石を乗せると良いです
・12分程度加熱し、パチパチ音がしてきたら火を止める
・15分程度そのまま蒸らす
どの炊き方でも共通しているポイント
飯盒とお鍋、クッカーでのご飯の炊き方をご紹介しましたが、ある程度要領は似ているのがわかりましたね。以下のポイントをおさえておきましょう。
・お米は計量後洗って水分を切ってから浸水をします。夏は30分、冬は60分です。
※無洗米を使うと洗う手間が省けます。
・火にかけてから炊き上がって蒸らしが終わるまで、蓋は取らないでおきましょう。
・炊き上がりサインがわかりにくい！という時は、蓋の部分に棒を当てて、ぐつぐつした振動がなくなってきたあたりで炊き上がっているサインと判断する事も出来ます。
・炊き上がった後に15分蒸らしておきます。
・まだご飯に芯が残っていた場合は、少量の水を足し、火にかけ沸騰させてから弱火で加熱しなおすと良いでしょう。
キャンプ飯においしいご飯がつきもの！
キャンプでのお米の炊き方についてご紹介しました。コツさえ覚えればおいしく炊けるので是非、チャレンジしてください。キャンプで食べるおこげが入ったご飯は絶品です。おいしいご飯はおいしいお米から。特別なキャンプ飯を厳選したお米でつくってみませんか？キャンプにはお約束ともいえるお肉との相性抜群です！
キャンプ飯の料理によっておすすめのお米がありますのでチェックしてみてください。
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